クレンジングオイルで唇や肌が荒れる悩みは辛いですね。
このページでは、クレンジングオイルで唇や肌が荒れる原因や、その対策を書いています。
クレンジングに配合されているオイル(油性成分)についても詳しく書きました。
一口にオイルといっても種類が沢山あり、お肌に刺激の強い油もあれば、お肌に優しい低刺激な油もあります。
また、オイルの種類だけではなく、クレンジングの使い方によっても、肌への刺激が高くなることがあります。
クレンジングで唇や肌が荒れる方におすすめのクレンジングやコスメもご紹介しています。
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クレンジングオイルで唇や肌が荒れる原因
クレンジングオイルで唇や肌が荒れる原因は、恐らく次のようなものかと思います。
- 成分に対するアレルギー
- 湿度が低く、乾燥しやすい季節
- 摩擦や拭き取りなどの物理的な刺激
- クレンジングオイルの脱脂力による乾燥
- クレンジングおオイルが肌に残っていることによる肌荒れ
成分に対するアレルギー
元々の肌質が、刺激に敏感な方の場合、特定の成分にアレルギー反応を起こしている場合があります。
敏感肌の方は、新しいクレンジングを購入する際には、成分表示を確認して、アレルギーのある成分が使われていないかどうかチェックしてください。
そして、クレンジングを使う前に、前もってパッチテストをすることをおすすめします。
商品によっては、アレルギーテスト済みの記載があるクレンジングもあります。すべての人にアレルギーが起こらないというわけではありませんが、購入の目安にしてみてください。
化粧品によく表示されているアレルギーテストの一例をご紹介します。
スティンギングテスト | スティンギングとは、ピリピリする皮膚刺激のことを言います。
一過性の皮膚刺激を評価して、化粧品の皮膚への刺激が低いかどうかを試験します。 |
パッチテスト | 皮膚のかぶれの原因と考えられる物質を、肌に貼付して、上からパッチテスターを貼り、アレルギー反応が起こらないかどうかを調べるためのテストです。
48時間張り付けたままにし、2日目(48時間後)、3日目(72時間後)にアレルギー反応が出ているかどうかを確認します。 |
敏感肌対象パッチテスト | 敏感肌の人を対象にパッチテストを行います。 |
ノンコメドジェニックテスト | ニキビが出来にくい化粧品であるかを試験します。
角栓(コメド)形成率や、ニキビ発生の有無などを確認します。 |
湿度が低く、乾燥しやすい季節
晩秋や冬の季節は、空気が乾燥して湿度が低いので、それに伴いお肌も乾燥しやすくなります。
この時期は気温も低くなるので、クレンジングを落とす時に、お湯を使うことも多くなります。
空気の乾燥するこの季節は、お湯で洗ったり、洗浄力の強いクレンジングを使うことが原因で、乾燥による痒みや肌荒れを誘発する場合があります。
皮脂や、お肌の角層の潤い成分である「天然保湿因子(NMF)」や「角質細胞間脂質」が過剰に洗い流されるのが原因で、お肌の乾燥を招きやすいです。
対策としては、楽に落とせるお化粧に変えて、クレンジングの洗浄力を脱脂力の高いものから、お肌に優しい脱脂力の低いものに変えることをおすすめします。
ウォータープルーフのマスカラや、落ちにくい(ロングラスティング)アイシャドウには、専用のリムーバーを使い、お肌全体に使用するクレンジングは、お肌に優しい低刺激のクレンジングにするのも一つの方法です。
この時期は汗もあまりかかない季節となるので、ウォータープルーフの落ちにくいお化粧は控えて、薄化粧にし、洗浄力やお肌への刺激が優しいタイプのクレンジングに変えることも検討してみて下さい。
エトヴォスは「石鹼で落とせるファンデーション」です。
ですが、今主流の「泡洗顔」では、洗浄力が弱いので、こちらのメイクアイテムを使ったとしても、クレンジングで落とすことをお勧めします。
このような、お肌に優しいメイクアイテムなら、洗浄力の強いクレンジングオイルを使わなくても、メイク汚れが落とせます。
ETVOS(エトヴォス)「パーフェクトキット」 |
(トライアルセット内容)
|
※ トライアルセットは定期コースではありません。単品購入(1回きりの購入)です
摩擦や拭き取りなどの物理的な刺激
落ちにくいメイクやリップを、無理に落とそうとしてゴシゴシ擦ってお肌に摩擦を与えていることが刺激となって、唇や肌が荒れるということも考えられます。
クレンジングはそもそも、お肌に負担がかかるお手入れです。お肌に刺激を与えないようにするには3つのポイントがあります。
- 摩擦
- 量
- 時間
クレンジングを使うときに、ついやってしまうのが、ゴシゴシお肌を擦ること。
ゴシゴシお肌を擦ると、お肌の角層のバリア機能がダメージを受け、肌荒れなどの原因になることがあります。
拭き取りタイプのクレンジングは、力を入れすぎず、優しくオフしてあげて下さい。
もったいないからとクレンジングの量を少ししか使わないと、お肌の滑りが悪くなり、摩擦がおきやすくなります。
メーカーが推奨している使用量を守りましょう。
肌への負担を軽くするために、クレンジングは短時間で済ませましょう。すすぎも含めて1分程度でOKです。
クレンジングオイルの脱脂力による乾燥
クレンジングオイルに使われているオイル(油性成分)の種類によっては、洗浄力の強いものがあり、お肌に合っていない可能性があります。
元々の肌質が、刺激に敏感なタイプの場合、お肌のバリア機能が低下していることが多く、洗浄力の強いクレンジングオイルは、お肌に負担になる可能性があります。
クレンジングオイルで洗浄成分としてよく使われるオイル(油性成分)は主に3つあります。
- 炭化水素
- エステル
- 油脂
脱脂力の高さは、「炭化水素 > エステル > 油脂」となります。
クレンジングオイルで唇や肌が荒れる方で、他のクレンジングでは洗浄力が物足りない、どうしてもクレンジングオイルを使いたいという方は、油脂系のクレンジングオイルを選ぶのもひとつの方法です。
↓記事内の項目にジャンプします
オイル(油性成分)の種類
クレンジングオイルが肌に残っていることによる肌荒れ
クレンジングオイルは、水で洗い流すだけでは落ちない為、基本的にW洗顔が必要です。
でも、お肌に低刺激な洗顔料を使っての「泡洗顔」だと、お肌に優しい反面、洗浄力が弱くて、肌に残っているクレンジングオイルを落としきれていないかも知れません。
落としきれていないクレンジングオイルが毛穴に詰まることにより、ニキビなどの肌荒れを招くことがあります。
お肌の弱い方は、落ちにくい濃いメイクを止めて薄化粧にし、オイル以外のクレンジングに変えて、泡洗顔でW洗顔をするのがおすすめです。
クレンジングの役割と仕組み
クレンジングの役割と仕組みについてご説明いたします。
メイクをしている顔に、クレンジングを馴染ませると、クレンジングに含まれるオイル(油性成分)が、油性の汚れのメイクを浮き上がらせます。
クレンジングに含まれる界面活性剤の役割は、クレンジングのオイル(油性成分)によって浮き上がったメイクの油性の汚れと水を乳化させて、水で洗い流しやすくすることです。
洗顔料とクレンジングの違い
洗顔料の場合は、余分な皮脂や汗などの、軽い汚れを落とすのが目的なので、洗浄成分は、界面活性剤が主なものでした。
クレンジングの場合は、油性のメイクを落とすのが目的なので、洗浄成分は、オイル(油性成分)が主成分のものが多いです。
洗顔料は、界面活性剤の「洗浄」と「乳化」の力を使って汚れを落としますが、クレンジングは、界面活性剤にプラスして、オイル(油性成分)を使って、メイクなどの油性の汚れを落とします。
洗顔料 | クレンジング | |
朝のお手入れ |
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夜のお手入れ |
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汚れの落とし方は2つ
クレンジングの汚れの落とし方は、2種類あります。
油性成分と界面活性剤で汚れを落とすタイプ | クレンジングに含まれている油性成分でメイクを馴染ませると、メイク汚れが油性成分の中に溶け込みます。
クレンジングに含まれる、界面活性剤が、水と油性成分を乳化することで、水で汚れを洗い流すことが出来ます。 |
界面活性剤で汚れを落とすタイプ | クレンジングに含まれる界面活性剤の力で、メイク汚れを落とします。
汚れ落ちは、オイルに比べてそれほど良くはありません。 |
クレンジングの種類
水分や水性成分を多く含むクレンジングは、他のクレンジングに比べて、一般的に、洗浄力が弱めです。
一方で、オイル(油性成分)や界面活性剤を多く含むクレンジングは、洗浄力も肌への刺激も高い傾向にあります。
配合される界面活性剤やオイル(油性成分)の種類によって、肌への刺激は変わります。
また、洗浄力が弱いクレンジングでも、使い方(長い時間擦り続けたり、コットンでふき取るなど)により、肌への刺激が強くなることがありますので注意です。
洗顔料の種類 | 特徴 | 刺激 | 洗浄力 |
ミルク・乳液タイプ | 水と水溶性成分がほとんどなので、洗浄力も肌への刺激も弱めです。
薄化粧の人におすすめ |
弱 | 弱 |
ローション・シートタイプ | 油分はあまり入っておらず、界面活性剤の洗浄力だけで落とすので、肌への負担は大きい。洗浄力は弱めです。
拭き取りなどの摩擦の力で、洗浄力と肌への刺激がアップする場合があります。 |
中 | 弱~中 |
ジェルタイプ(水性) | 油性成分の配合は少なく、界面活性剤を多く配合しているので、一般的に肌への負担は大きい。
肌への刺激を抑えた肌荒れ・ニキビケア用のクレンジングもあります。 洗浄力は弱めです。 |
中 | 弱 |
ジェルタイプ(油性) | クレンジングオイルより、水性成分(保湿成分)が多いです。洗浄力は高いです。 | 中~強 | 中~強 |
クリーム・ペーストタイプ | 油性成分を適度に含んでいるので、洗浄力がありながらも、肌への刺激は少ないです。 | 弱~中 | 中 |
オイル・バームタイプ | 主成分の油性成分に、界面活性剤が溶けています。
油性成分も界面活性剤も多く含むので、洗浄力も肌への刺激も高めです。 バームタイプは、固形の油性成分を使っている為、テクスチャーが硬めです。 |
中~強 | 強 |
クレンジングの選び方
落ちにくい濃いメイクの時は、洗浄力の強いタイプのクレンジングでないと落ちません。一方で、薄化粧の時なら、洗浄力が弱いクレンジングでも充分に落ちます。
どのクレンジングオイルを使ったらよいのか迷ったときは、「クリームタイプ」を選ぶことをおすすめします。
ファンデーションなどのコスメと同じメーカーのクレンジングを使うこともおすすめです。なぜならメーカーは、自社ブランドの化粧品が落ちるという基準で、クレンジングを開発しているからです。
乾燥肌・敏感肌 | クレンジングミルク、クレンジングクリーム、クレンジングオイル(油脂) |
普通肌~脂性肌 | クレンジングクリーム、クレンジングローション、クレンジングシート、クレンジングジェル(水性・油性)、クレンジングオイル(合成) |
ニキビ肌 | クレンジングローション、クレンジングシート、クレンジングジェル(水性) |
肌に優しいおすすめクレンジング3選
ナールス エークレンズ
ナールス エークレンズを使ってみて、とても良かったので、皆さまにお勧めしたいと思いました。
ナールス エークレンズは、年齢を重ねたお肌におすすめのクレンジングです。
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10の無添加(香料、鉱物油、着色料、オイル、アルコール、パラベン、フェノキシエタノール、石油系界面活性剤、旧表示指定成分、PG・DPG)
ナールス エークレンズは、アミノ酸系洗浄成分&オイルフリーの水溶性クレンジングジェルです。
オイルを含まないので、ニキビ肌の方にもおすすめです。
ナールス エークレンズは、ほんのりピンクがかった半透明のジェル状のクレンジングです。
乾いた手で取り、乾いたお肌に使います。
ナールス エークレンズの洗浄効果を確認するために、手の甲にアイシャドウとアイブロウを塗りました。
汚れ落ちはこの通り。
強くこすらなくても、メイク汚れが綺麗にカンタンに落とせます。
洗い上がりは、しっとり潤い、かさつきはありません。
商品名 | ナールス エークレンズ 200g(約2ヵ月分) |
通常価格 | 3,520円 送料550円 2回目以降の単品価格 |
初回単品価格(お一人様1本限定) | 2,816円 送料無料 初めての方は、20%OFF&送料無料 |
※ 価格はすべて税込みです。消費税は10%で表記
※ ナールス エークレンズは定期コースではありません。単品購入(1回限りの購入)です
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↓ナールスお試しセットで、エークレンズを使った私の口コミを詳しく書いています。
関連記事:ナールストラベルセットの口コミ|効果は?エークレンズ、ピュア、ネオ、ユニバをお試し
Level6「Double Cleansing Gel」
Level6「Double Cleansing Gel」は、使ってみて良かったのでみなさまにご紹介したいと思いました。
ニキビ肌でお悩みの方におすすめの水溶性クレンジングジェルです。
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6の無添加(香料、合成色素、パラベン、石油系界面活性剤、鉱物油、旧指定成分)
アミノ酸系洗浄成分と、11の天然植物保湿成分を配合しています。
ピーリングなどの刺激成分は入っていないので、敏感肌の方も使えます。
朝は、洗顔料としても使えます。男性にもおすすめ。
洗顔料として使うときは、手やお顔が濡れていても使えます。
メイク落としのときは、乾いた手と乾いたお顔で使います。
Level6「Double Cleansing Gel」は、メイクや皮脂汚れをしっかり落としながらも、お肌の潤いは残ります。
お肌はつっぱらず、スベスベの洗い上がりです。
↓Level6 Double Cleansing Gelを使った私の口コミです。
関連記事:レベル6(Level6)の口コミ|使った効果♪ニキビにおすすめ
商品名 | Level6 Double Cleansing Gel |
単品価格 | 5,500円 初めての方は、国内送料無料 |
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イナホ ディープモイスチャークレンジングオイル
inaho(イナホ)化粧品は、米ぬかから生まれたスキンケアです。お試しサンプルを使ってみて、使用感がとても良かったのでご紹介します。
inaho(イナホ)化粧品は、お米を白米に精米する時に出る「米ぬか」と「コメ胚芽」を主原料としています。
イナホ ディープモイスチャークレンジングオイルは、貴重なコメ胚芽油が主成分です。
4つの無添加(合成香料、鉱物油、合成着色料、アルコール)です。
米ぬかやコメ胚芽は、白米にするときに、その多くは捨てられてしまいます。イナホ ディープモイスチャークレンジングオイルは、お肌にも環境にも優しいスキンケアです。
イナホ ディープモイスチャークレンジングオイルは、淡い黄金色をしています。
木の実のような香ばしいフルーティーなとても良い香りがします。
べたつかず、サラッとしたテクスチャーです。
クレンジングオイルなので、メイク汚れは綺麗に落ちます。
市販のクレンジングオイルと違い、肌の潤いは奪わず、しっとりとした洗い上がりです。
コメ胚芽油は、保湿成分として化粧品に配合されることがあります。
↓inaho(イナホ)化粧品を使った私のレビューです
関連記事:inaho(イナホ)化粧品の口コミ|米ぬかスキンケアを使った効果
2本まとめ買いなら、通常価格の10%OFFでお得に購入出来ます。
商品名 | イナホ ディープモイスチャークレンジングオイル |
単品価格 | 2,970円 送料全国一律630円 ※ 5,400円以上で送料無料 |
※ 価格はすべて税込みです。消費税は10%で表記
※ イナホ化粧品は定期コースではありません。単品購入(1回限りの購入)です
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inaho(イナホ)化粧品
オイル(油性成分)の役割
オイル(油性成分)の基本的な役割は、以下のようなものがあります。
- 水分の蒸発を防ぐ、エモリエント効果
- お肌を柔軟にする
- 油性成分同士を溶かす(油性の汚れを落とす)
- 感触や使い心地を良くする
- 硬さなどテクスチャーの調整
オイル(油性成分)の種類
化粧品に使われるオイル(油性成分)をご紹介します。分子構造により、分類しています。
クレンジングには、複数のオイル(油性成分)が配合されています。
それはなぜかと言うと、炭化水素系のオイルで落ちやすいメイク、エステル油で落ちやすいメイクというように、メイクの種類によって、落ちやすい油が異なるからです。
配合される油の種類や、その配合量により、洗浄力が変わります。
クレンジングオイルの洗浄成分としてよく使われるオイル(油性成分)は主に3つあります。
- 炭化水素
- エステル
- 油脂
脱脂力の高さは、「炭化水素 > エステル > 油脂」となります。
特徴 | 形状 | |
炭化水素 | エモリエント効果:お肌の表面で水分の蒸発を防ぐ。
クレンジング効果:洗浄力や脱脂力が高め。 |
液体~固形 |
高級アルコール | 乳化安定剤、粘度調節剤として主に使われる。 | 多くはロウ |
高級脂肪酸 | 粘度調整剤や、石鹸の原料として主に使われる。 | 多くは固形 |
油脂 | エモリエント効果:水分の蒸発を防ぐ効果や皮膚を柔軟に保つ効果がある。
クレンジング効果:洗浄力が高くても、乾燥せず、肌への負担も低い。 |
液体~固形 |
ロウ・ワックス | 粘度調整剤や、スティック状化粧品を固める基剤、ツヤだしなど。 | 多くは固形 |
エステル | エモリエント効果:お肌の表面で水分の蒸発を防ぐ。
クレンジング効果:炭化水素系よりは脱脂力が低めで、油脂系よりは脱脂力が高め。 |
液体~固形 |
シリコーン | メイクや、日焼け止め、サラサラのテクスチャーを出すために、ヘアケア製品などに使われる。 | 液体、ガム状など |
炭化水素
炭化水素は、炭素原子(C)と水素原子(H)で構成された化合物の総称です。
酸化などの反応性がほとんどなく、化学構造的に安定性が高く、変質しにくいのが特徴です。
形状は、液体から固形まで様々なものがあります。ほとんどは石油由来ですが、現在の炭化水素系オイルは精製度が高く、安全性も高いと言われています。
分子が大きいので、肌の表面で、お肌の水分蒸発を防ぎます。
クレンジングとしては、洗浄力や脱脂力が高めです。
イソドデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、セレシン、テトラデセン、パラフィン、ポリブデン、マイクロクリスタリンワックス、ミネラルオイル、ワセリン、合成ワックス、水添ポリイソブテン、水添ポリデセンなど |
高級アルコール
炭化水素の末端に水酸基(-OH)※ が結合した油です。粘度(硬さ)を調節したり、乳化を安定させる目的で使われます。
ほとんどは、天然油脂などを原料にして作られています。常温では、ほとんどの高級アルコールが「ロウ」の形状です。
クリームや乳液、ヘアトリートメントなどによく使われます。
※ ヒドロキシル基とも呼ばれます。酸素原子と水素原子が1個ずつ結合しています
イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、コレステロール、ステアリルアルコール、セタノール、セテアリルアルコール、ダイズステロール、フィトステロール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコールなど |
高級脂肪酸
炭化水素の末端にカルボキシル基(-COOH)が結合した油です。カルボキシル基を持つ有機化合物をカルボン酸と言います。
高級脂肪酸は、石鹸の原料として使われることが多いです。
イソステアリン酸、ステアリン酸、パーム核脂肪酸、パーム脂肪酸、パルミチン酸、ベヘン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸など |
油脂
油脂は、トリグリセリド(※)を主成分とする、天然の油性成分です。天然油脂は、脂肪酸とグリセリン(3価のアルコール)とのエステル(※)です。
油脂には、動物由来のものと植物由来のものがあります。常温で液体の物を「油」や「脂肪油」と呼び、半固体や固体の物を「脂」や「脂肪」と呼びます。
皮脂の主成分も油脂なので、お肌に馴染みやすいです。水分の蒸発を防ぎ、お肌を柔軟に保ちます。
クレンジングとしては、メイクの油汚れをしっかり落としてくれつつも、お肌の皮脂と似ている成分なので、乾燥しにくく、お肌への負担も低めです。
(※)高級脂肪酸3つの分子と、グリセリン1つの分子が結合した形を(トリグリセリド)と呼びます
(※)エステルとは、酸とアルコールから水(水酸基や水素)が離れた(脱水縮合した)化合物の総称です
(※)エステルとは、分子の中にエステル結合をもつ化合物の総称です
ツバキ種子油、オリーブ果実油、ヒマシ油、ヒポファエラムノイデス果実油、コメヌカ油、ヒマワリ種子油、ダイズ油、シア脂油、アボカド油、カニナバラ果実油、サフラワー油、ベニバナ種子油、コメ胚芽油、アーモンド油、アルガニアスピノサ核油、アンズ核油、水添パーム核油、水添パーム油、水添ヒマシ油、水添ヤシ油、月見草油、パーム核油、パーム油、バオバブ種子油、マカデミア種子油、メドウフォーム種子油、モクロウ、ヤシ油など |
ロウ類(ワックスエステル)
高級脂肪酸と高級アルコールが結合した、エステル構造を主成分とする天然の油性成分です。植物由来と、動物由来のものがあります。
ほとんどは常温で固体で、温めると溶ける性質があります。
ホホバ種子油は、液体ですが、分子構造が「油脂」ではなく「ワックス」の為、ニキビ菌のエサになりにくく、ニキビ化粧品にオイルの代替として配合されることがあります。
ミツロウ、ホホバ種子油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ホホバエステル、ラノリンなど |
エステル油
脂肪酸(又は、有機酸)とアルコールを合成して作った、エステル化合物です。
分子構造がロウやワックスと似ている「合成ロウ」や、分子構造がトリグリセリドと似ている「合成油脂」と呼ばれるエステルもあります。
クレンジングとしては、炭化水素系よりは脱脂力が低めで、油脂よりは脱脂力が高めです。
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリエチルヒキサノイン、エチルヘキサン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、安息香酸アルキル(c12-15)、イソノナン酸イソトリデシル、エチルヘキサン酸セチル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、脂肪酸(C10-30)(コレステロール/ラノステロール)エステルズ、水添ココグリセリル、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、テトライソステアリン酸スクロース、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、トリイソステアリン、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ酢酸テトラステアリン酸スクロース、トリステアリン、トリベヘニン、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸セチル、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ポリステアリン酸スクロース、ポリヒドロキシステアリン酸、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、モルティエレラ油、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、リンゴ酸ジイソステアリルなど |
シリコーン
ケイ素樹脂とも呼ばれます。土の成分(ケイ素)と酸素が交互に繰り返し結合し、シロキサン構造というポリマー(※)を形成した成分です。
安定性、揮発性に優れています。滑りが良く、サラッとしたテクスチャーが特徴です。
(※)ポリマー(重合体)とは、化学構造が、規則的な繰り返しの単位の結合で成り立っている高分子です
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、ジメチコノール、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、メチルフェニルポリシロキサンなど |
クレンジングQ&A
日焼け止めだけでもクレンジングは必要?
日焼け止めと一口に言っても、洗顔料で落とせるタイプや、ウォータープルーフ仕様で、クレンジングオイルが必要なものまでさまざまなタイプがあります。
一般的に、ベビー用の日焼け止めや、SPF値の低い日焼け止めで、「クレンジング不要」と表示があるものは、洗顔料で落とせます。
SPF値が高いものや、汗に強いウォータープルーフの日焼け止めは、洗顔料で洗っただけでは落ちません。クレンジングオイルなどで落とした後、洗顔料で洗います。
薄化粧はクレンジング必要?
クレンジングは、メイクをしている日は必要です。たとえ薄化粧でも、メイクは油性成分で出来ている為、水や洗顔料で洗っただけでは落ちません。
油分の汚れをそのまま放置していると、活性酸素により油分が酸化して過酸化脂質などに変化します。
過酸化脂質は、ニキビや毛穴の開き、肌荒れの原因となることがあります。
化粧下地のクレンジングは必要?
化粧下地もメイクのひとつなので、成分にオイル(油性成分)が使われている場合は、クレンジングの必要があります。
クレンジングの後、W洗顔は必要?
クレンジングの後のお肌には、水で洗い流して、落としきれなかったクレンジングの油分や、メイクの油分が少し残っています。
洗顔料は、その汚れをオフしてくれるアイテムです。W洗顔不要と記載のあるクレンジングは、基本的に洗顔不要です。
クレンジングと洗顔料では、落とせる汚れの種類が違う為、基本的にはクレンジングの後のW洗顔は必要です。
クレンジングオイルのまとめ
クレンジングオイルで唇や肌が荒れる場合は、そのオイルがお肌に合っているかどうかをチェックする必要があります。
クレンジングオイルに使われている油にはいくつか種類があり、油の種類によって、洗浄力や肌への刺激が変わってきます。
メイクの濃さに合わせてクレンジングを選ぶことが大切です。
濃いメイクを洗浄力の弱いクレンジングで、ゴシゴシ落とそうしても、お肌に摩擦によるダメージを与えてしまいます。
クレンジングオイルなどの洗浄力の高いクレンジングを使わなくて済むように、濃いメイクをやめて、薄化粧に変えるのも一つの手です。
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