「10年後の仕事図鑑」で見える未来の可能性。AIやロボットが活躍する近未来、私達の仕事は「好きなことで稼ぐ」ステージに突入する。そのために必要な資質とは?今何を準備すればいいのか?これからの生き方。
こんな人におすすめ
・将来が不安な人
・未来の可能性が知りたい人
・幸せな未来を手に入れたい人
・今から未来の為に準備したい人
読むとこう変わる
・今何をすれば良いのか分かる
・今起きつつあることが分かる
・価値観が変わる
・自分の改善点が分かる
堀江貴文さんの紹介
ホリエモンが行っている活動の中で面白いなと思ったものをご紹介します。
「堀江貴文イノベーション大学(HIU)」とは
月額10,800円で、月2回の定例イベントの他に、勉強会、交流会などに参加できるとのこと。面白そうだなと思ったのは、HIUの中でどんどん新しい仕事が生み出されていることです。ホリエモンの考えた事業プランをメンバーが形にしたり、ホリエモンの出版本の表紙をメンバーが無料で作成したり。
立ち上げた事業は収益が出れば、参加メンバー同士で回収するし、表紙を担当したメンバーは、ホリエモンの本に携わったということで、知名度が上がり、営業効果があります。事業プランを提示されたとき、やりたい人が手を挙げて参加するという仕組みになっているので、嫌々やる人はいません。
ホリエモンと参加メンバー双方にとってメリットがあるし、誰かにやらされる仕事ではなく、みんながやりたくて仕事をしているので、モチベーションが高く、実際収入にもなるので、会費を回収できちゃう人もいるんだろうな、と思います。それより何より、とっても楽しそうです。メンバーの中には、本業をやめて立ち上げた事業に専念する人も出てきたそうです。
もう一つ例を挙げます。
HIUに参加しているニート女子が、トライアスロンに初挑戦すると言い、HIUのメンバーから15万円の資金調達をしました。仮にこの女性が、本気で走ることに没頭したら、仕事になり得るという話です。
こういった活動が、未来の仕事の原型といえるのだろうな。と感じました。
落合陽一さんの紹介
落合陽一さんは、大学の教授職と研究職の他に本を書いたり、講演をしたり、会社経営もされるなどマルチに活躍されています。後に説明する「VALU」に上場していて、落合陽一さんの「VA」には、約8億円もの価値がついています。この落合さんの例は、近未来のお金の姿を示唆していると思います。信用を利用して資金調達する身近な例です。
堀江さん、落合さんの本
「10年後の仕事図鑑」を読もうと思ったきっかけ
ホリエモンの書いた著書をこれから何冊か読みたいと考えていた。未来の仕事について、どんなことが書かれているのか興味があったので。
↓ほかのホリエモンの本
「10年後の仕事図鑑」の要約
はじめに
Chapter 0 激動の時代を生きるあなたへ
Chapter 1 すべてが逆転するこれからの働き方
Chapter 2 なくなる仕事・変わる仕事
Chapter 3 生まれる仕事・伸びる仕事
Chapter 4 お金の未来
Chapter 5 日本の幸福と社会について
Chapter 6 ピュアな情熱に導かれた”自分の人生”を生きよ
おわりに
Chapter 1
仕事は「引き受けるもの」から「作るもの」へ変化
仕事と遊びの境界線がなくなりつつある。
遊びに没頭する(ハマる)
遊びを極めることで、誰でもお金が稼げる時代
↓
没頭する(ハマる)とは
「誰でもできること」を「誰にもできないほどの量」で継続する。
「好きなこと」は打算せずにやる
「仕事として収入になるか」は、未来になってみないとわからない。
ホリエモンの基本的な考え方
働くことを収入源とする考え方はおかしい。
「お金を稼ぐこと」を目的に仕事をするのではなく、今この一瞬に全力で向き合い、好きなことに没頭すると「仕事は楽しく趣味の延長」になる。だから「仕事をするのが嫌」という感覚はない。お金はなくても信用があれば資金は調達出来るのだから問題はない。
チャレンジすれば失敗をすることもあるが、チャレンジなくして成功もない。失敗したら検証して、改善策を考えたら、もう失敗したことは酒を飲んで忘れる。これから自分が行うことは「必ずうまくいく」と思い込む。それから成功するまでやり続ける。
いつの時代も信じられるのは自分だけだ。
私なりの解釈
損得を考えず、目の前の「自分が好きなこと」に本気で取り組むことで、それが仕事となり、お金を生むようになる。発信できるものを持っている人はSNSというプラットフォームが沢山あるし、起業したい人は、資金調達のためのプラットフォームもどんどん生まれてきている。
そもそも「働く」ということは、「人生を楽しむ」ために行うこと。「お金を稼ぐために働く」というマインドは捨て、失敗を恐れず何度もチャレンジして、成功するまで継続すること。ということかな、と思いました。
Chapter 4
貯めるべきはお金ではなく信用
信用を担保にしてお金が生まれる。
自分固有の価値や信用を生み出すことに自分の時間を使う。
どんなものが信用になるのか
・知名度
・突出した高い「能力」や「スキル」
etc.
近未来的サービス「VALU」
個人が上場企業のような扱いになる。
仮に資金調達希望者をA君とし、購入者をB君とする。
フェイスブックやツイッターフォロワー数などを基準に、A君を「時価総額」で価値算定する。
↓
A君の時価総額を基に「VA」という疑似株式が発行され「上場」することが出来る。
↓
将来性などを考えて、A君に価値を感じるB君は、疑似株式を購入する。
↓
A君は自分の信用を使って資金を調達できる。
B君は購入した疑似株式を他人に売ることが出来る。
「仕事を引き受けてお金を稼ぐ」から「信用を利用してお金を調達する」へ時代は変化している。「雇われて働く」から「起業してお金を稼ぐ」に社会がシフトしていくということ。
「10年後の仕事図鑑」を読む前の私
ただ単に「10年後になくなる仕事・生まれる仕事」について、予想が書かれているだけの本かと思っていた。実際には、今まで私達が常識としてきたことが根本的に覆されるかも知れない近未来の可能性について書かれていた。お金は「自分という付加価値」に「担保」をつけて調達するものへと変化していく。
「10年後の仕事図鑑」から得た気付き
ホリエモンにとっての仕事とは
全部趣味。お金を稼ぐ手段としての仕事とは思っていない。手がけている事業を心から楽しんでいる。好きだからこそ、たくさんの事業を同時進行で進められる。
今までホリエモンというと「過激な発言で炎上している人」という印象が強かった。今回、ホリエモンが「損得勘定なしに、好きだから仕事をする」という価値観を持っていることを知って尊敬できる部分を見つけた。仕事に対する姿勢を真似したいと思いました。
自分に付加価値をつけることが何より大切
「お金のために働く」より「好きなことでお金を得る」ほうが大切
この違いを説明するのはなかなか難しいです。「お金のために働く」は旧時代の常識になりつつある。それはもう、AIやロボットの仕事だから。私達人間は、何もないところから新しいものを生み出す力を持っている。AIやロボットにはその能力がありません。
何もないところから新しいものを生み出すには
自分の中にある「好きなもの」に従うこと。本気で取り組むこと。それが自分に付加価値をつけることにつながるし、信用にもつながり、お金を生み出す。
「10年後の仕事図鑑」を読んだ後のTODO
・好きなことを極める
・好きなことに本気で取り組む
・楽しいを仕事にすると決める